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よーちゃんのお祝い?

「よーちゃんをお祝いしに行くよ」
突然やってきた連絡がこれだけ。
「えーっ!?まさかよーちゃんの式場、調べ上げたんじゃないでしょうね?」
「そんなことしたら、ぷちに殺されちゃうよ。とりあえず駅で待ってるから。」
私が、「本人が許可した範囲の情報」以外に触れたがらないのは、ちゃんと理解してるらしい。
言い方はひどいけど…。
肝心の、何をするかを聞きそびれたけど、どうせ教えてくれないんだろう。
なにせ、特にここ最近は、不信感が募るほど、コミュニケーションが取れてなかったのだから。

とりあえず支度して、やり残したことないか確認してから家を出る。
駅の停留所で降りたら、すでに疲れ切った様子の彼がいた。
よほど大急ぎで仕事を片付けたに違いないから、これ以上文句を言うのはやめにした。
そしてこのまま電車で移動。
降りたらタクシーに乗る。
「どこに行くの?」
「よーちゃんをお祝いするのに、一番いい場所だよ」
普通タクシーで行き先指定するのに、建物名なりランドマークを言うはず。
なのに彼は、あえて住所で指定した。
建物名とかがないのか?
でもタクシーの運転手もよく知った住所なのか、カーナビを使うでもなく、そのまま走り出す。
そこまでして私に行き先を秘密にしておきたい場所。

着いた場所は教会だった。
ここで、よーちゃんの永遠なる幸せをお祈りするのかな?
あれ、でも、彼ってクリスチャンだっけ?
で、入ったら入ったで、チャペルではなくて部屋(控室)に連れていかれる。
「え?」
待ってたのはあやちゃん。
そして部屋の片隅には、白いウェディングドレスが。
「あんまり時間ないから、急ぎましょ。」
遠慮なしに身ぐるみ剥がされて全裸にされたあと、純白のオールインワン(&シルクのパンツ)を着けさせられて、そのドレスを着る。
いつの間に採寸したんだか、思いっきりピッタリだった。
当然、デザインも私好み。
そしてチャペルの入り口に。
「お父さまがいないしお母さまもあの足の状態だから、エスコートはもう1人のパートナーの私がするね」
あやちゃんが隣にいる。
さすがにここまでくると、私にも状況が掴めてきた。
本当にサプライズで、同じ日に結婚式を計画してくれたんだ。
しかも、日付がわかったのつい先日で、1週間くらいしか準備期間なかったはず。
彼もあやちゃんも奔走したに違いない。
そりゃあ、徹夜続きにもなるわね。

扉が開く。
私の母、介護役の雪奈ちゃんと春夏コンビ。
彼のご両親が列席者。
そしてタキシード姿の彼が…。
パイプオルガンの曲が流れる中、あやちゃんに手を引かれながらバージンロードを歩く。
わかってたなら、真紀ちゃんは絶対呼んだのに。
でもそれ始めたら、会社の人も呼ばないとだし、短時間で準備できなくなるか。
そんなこと考えてたら、もう彼の前にいた。
「さあ、行きなさい」
あやちゃんが少し後ろに下がる。
今度は彼に手を引かれ、祭壇前まで歩いた。
数分の説教があって、愛の誓い。
本当は今さら、なんだけど、妙に恥ずかしかった。
キスの瞬間、いろんな人から、「ぷちちゃ、おめでとう。私も愛してるよ」
とっても不思議な状態。
でも、みんなが祝福してくれていた。

そして写真撮影。
でもこれで終わりじゃなかった。
今度は写真スタジオに移動して、2着目のドレスの撮影をすると言う。
こっちはドレス選びから。
本当は黄色のドレスを着たかったけど、サイズが合わせられなくて、オレンジのに。
すると、今度はあやちゃんまでドレスに着替えてやってきた。
「私たちの写真も撮ってもらいましょう」
若草色のドレス姿のあやちゃんは、すごい眩しかったよ。
彼もやってきて、まず彼と2人で、そしてあやちゃんと2人、最後は私を挟んで3人で写真撮影。
私は最後までちゃんと笑っていられたのかな。
途中から泣いちゃった気もするけど。
「ほらほら、ぷちちゃの笑顔と幸せが、よーちゃんにとっても最高の祝福でしょ。お互い半身なんだから、片方が泣いてたらだめよ」
そういうあやちゃんだって、半分泣いてた。
嬉し涙だから、別にいいよね?

撮影後、苦しかったオールインワンを脱いで、あやちゃんに返そうとしたら、それは断られた。
「そういうのも想い出。数年後に、まだ体型変わってなかったら、また着けてみて」
そしてさらに薄いブルーのブラとパンツをくれる。
こういうところはしっかりこだわるのね。
「私とお揃いだよ」
わざわざ見せてくれるあたりが、やっぱりあやちゃんだ。
それと、さりげなく採寸してたの、きっとあやちゃんなんだね。
変化したあとのブラサイズだったし。

最後はサブウェイでプチパーティー(笑
彼はローストビーフたっぷりのサンドイッチ食べてたけど、確かにこれならあまり気にならなかったし、私も戻さなかったよ。
夏美ちゃんはあんまり野菜好きじゃないみたいだねえ。
雪奈ちゃんじゃなくて、春香ちゃんが諭してたのがなんか微笑ましい。
「ぷち、元気な子供、産めよ」
小声だけど、彼がそう言ってくれた。
そういえば初めてかもしれない、そんなこと言ってくれたの。
嬉しかった。
すごい幸せ…。
この気持ちが、よーちゃんにも届いていますように。
私は空を見つめて、よーちゃんの幸せいっぱいな姿を想い描いてたです。
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